1916年 | 歴史の始まりはブリストブラストマニュファクチャリングの設立 1916 - 車はまだキャリッジスプリングで走っていた。 1916年、当時の車はまだキャリッジスプリングを使用していた。当時のドライバーはそのドライブ性能に大きな不満があり、走行中に乗り上げる岩やわだちを超える時のロールオーバーを避けたいと常々思っていた。またタイヤが頻繁にパンクしていたが、ガソリンスタンドやカーショップなどのサービスステーション はまだなかったので、ドライバーは道端でタイヤを修理、交換するほか仕方なかった。 |
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1918年 | 共同経営 1918 - マクリンタイヤーがマイヤーの共同経営者となる。 若い技術者であり実業家でもあるオーガスト.F.マイヤーは、タイヤがパンクする光景を見て、タイヤポンプの大きな市場が存在することを確信した。その潜在的な市場は見逃すにはあまりに大きかった為、意を決したマイヤーはダウンタウンの土地2エーカーと商工会議所からの$500の融資を元手に、ミシガン州モンローにブリストブラストマニュファクチュアリングカンパニーを創設した。次に彼はタイヤポンプ製造工場を建てる為にミズーリ州セントルイスの土地を購入した。こうしてマイヤーのリーダーシップの下、ブリストブラストはタイヤポンプの主要メーカーとなった。 ブリストブラストでのタイヤポンプの生産量はまもなく週に5,000個を超える規模となり、マイヤーは更なる展望を抱くようになった。 チャールズ.S.マクリンタイヤーと呼ばれる地元のダッチディーラーがいたが、彼も同じであった。マイヤーは自動車産業を熟知する彼を一目見た瞬間、明確なビジョンを持つパートナーとしての才能を見出し、1918年にマクリンタイヤーを共同経営者として招き入れた。 |
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1919年 | モンローオートイクイップメントカンパニー 1919 - ブリストブラストはモンローオートモービルイクイップメントマニュファクチュアリングカンパニーとなる。 1919年、ブリストブラストは成長と多角化を経て、モンローオートモービルイクイップメントマニュファクチュアリングカンパニーへと変貌し、後にモンローオートイクイップメントカンパニーと社名変更した。 同社が初のセルフオイル式シングルタンクのタイヤポンプを完成させた時から、モンローの革新の精神は強く芽生え始めていた。 |
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1926年 | 世界初のショック開発 1926 - 世界初のモンローショックエリミネーター(衝撃除去器)の開発。 1920年代中頃に至るまでの2つの重要な展開が、その後のモンローの方向性を決定づけた。全国のサービスステーションでのタイヤ空気入れの無償提供の開始と、デトロイトでの標準装備用スペアタイヤの製造がそれである。 この時まで、モンローはシングルタンクのタイヤポンプの開発に多忙を極めていた。それは乗り心地を快適にするというこれまで想像になかった目的を実現する為であった。1926年には初のモンローショックエリミネーターが開発され、その後長年にわたりモンローの革新は次々と創出された。 |
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1929年 | 初のダブルアクションショック 1929 - 最初のダブルアクション式 (伸び縮み双方に働く) ショックの開発。 モンロー製2ウェイ油圧式ショックエリミネーターが1930年代初期の雑誌広告に掲載される。 |
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1938年 | 鉄道用ショック 1938 - モンローは鉄道客車用初のショックアブソーバを発売。 モンローは特別車輛のショックを作る事で更に名声を高めた。1938年には初の鉄道客車用ショックアブソーバが発売される。 |
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1951年 | Monroe® Matic® 1951 - モンローマチックによって世界中でショックアブソーバが広まる。 1951年において、モンローマチックは世界で最も有名なショックアブソーバであった。実際、その技術はアフターマーケットにおける標準となり、1950年代を通じてアメリカの自動車メーカーに広く採用された。 |
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1953年 | インディアナポリス500優勝 1953 - ビル・ブコビッチはモンローのショックによってインディアナポリス500で優勝を手にした。 一方、モンローは別の方面でもその品質と製品としての重要性を示し始めた。1953年に、ビル・ブコビッチは、モンローショックを装着したレーシングカーに乗りインディアナポリス500で優勝を果たした。その後もモンローの勝利と名声は続き、ワンメイクのモンローショックは世界中のドライバーの間でその名をとどろかせた。 |
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1956年 | グローバル広告キャンペーン 1956 - 業界初の大規模なグローバル広告キャンペーンを開始。 1956年に、モンローは業界初のグローバル広告キャンペーンを始めた。ドライバー達はガソリンスタンドで新品ショックへの交換について尋ね始めた。 |
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1964年 | 世界展開 1964 - モンローはベルギーにセントトゥルーデン工場を開設。 モンローはアメリカ国内で培った知識と専門技術を生かし、1964年のベルギー、セントトゥルーデンを皮切りに世界各国への進出を開始した。 |
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1973年 | 日本進出 1973 - モンローは日本市場進出を遂げる。 1973年、モンローは日本に100%資本の子会社であるモンロージャパン(株)を創設し、日本のアフターマーケットに向け、モンローショックの輸入、販売を開始した。 |
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1977年 | テネコ社へ吸収 1977 - モンローはテネコ社の一部となる。 1977年、モンローはテネコ社の一部となることで、多角化と多国籍化による世界展開の機会を手にした。 同年、テネコ社に自動車部品事業部が設立され、アメリカビッグスリーであるGM、フォード、クライスラーとの事業を拡大して行った。やがてこの自動車部門は飛躍的な発展を遂げ、メルセデスベンツ、ポルシェ、フォルクスワーゲンなどのヨーロッパメーカー、そして北米の日本車メーカーにモンローショックを純正供給することとなる。 |
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1980年 | ストラット製造開始 1980 - モンローは初のストラット製造を開始。 1980年、モンローは最初のストラット製造を始めた。ストラットはすぐにライドコントロール産業において重要な製品となり、その後モンローは初のガス入りショックを製造した。 |
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1987年 | テネコオートモティブジャパン(株)へ社名変更 1987 - テネコオートモティブジャパン(株)へ社名を変更。 1987年、日本法人であるモンロージャパン(株)はテネコオートモティブジャパン(株)へ社名変更し、ライトトラックやSUV専用スポーツショックのランチョと、エギゾーストシステムのウォーカーを取扱商品に加えた。 |
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1990年 | ランチョ社買収 1990 - ランチョインダストリー社を買収。 1990年、テネコ社は、ライトトラックやSUV分野でアフターマーケットをリードしていたランチョインダストリー社を売買し、事業拡大をさらに加速させた。 |
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1991年 | Monroe® Sensa-Trac®開発 1991 - モンロー・センサトラックショックアブソーバを開発。 1991年、モンローはセンサトラックショックアブソーバを開発した。センサトラックは、溝チューブ技術により広範囲にわたる走行条件下で安定性を保つ機能を特徴とした。 |
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1999年 | Monroe® Reflex®開発 / キネティック社買収 1999 - モンロー・リフレックスショックアブソーバを開発。 1999年、初のモンロー・リフレックスを開発した。このUS版リフレックスは精密なハンドリングと快適なドライブを実現する当時では唯一のショックで、この画期的技術はインパクトセンサーテクノロジーによって実現された。 1999 - キネティック社買収。 テネコ社は1999年にオーストラリアのキネティック社の買収によって、キネティックサスペンションシステムとセーフティーテクノロジーを取得した。 |
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2003年 | Monroe® Quick-Strut®開発 2003 - モンロー・クイックストラットを開発。 2003年、モンローはクイックストラットの開発に成功した。この初の画期的技術は、素早い装着を可能にする交換ストラットアッセンブリーで、1本の組立て部品が、ストラット交換で必要な全ての構成部品を含んでいる。 |
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2005年 | プレミアムブレーキパッドとリフレックス・モノチューブを開発 2005 - モンロー・プレミアムブレーキパッドを開発。 2005年、新たにモンローブレーキが完成! 良質な修理で必要となるOE品質のパッド、シム、ノイズ除去クリップ、潤滑油などの部品全てが一つのプレミアムパッケージとなっている。 2005 - リフレックス・モノチューブ発売開始。 モンロー・リフレックスモノチューブショックは、OEに感化されたデザインを特徴とし、モノチューブユニットを純正装備する人気のライトトラックとSUV車用の交換製品である。 |
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2006年 | 革新を続けた90年記念 2006 - 革新の90年を祝賀。 タイヤポンプのスタートに始まり、革新のクイックストラットアッセンブリーまで、モンローは世界に通用する技術力で時代をリードし続けている。 |
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2007年 | CES発売 / テクニシャンズ・チョイス・アワード 2007 - CESの発売を開始。 CES(電子制御サスペンションシステム)の新型メルセデスベンツCクラスへの採用が発表された。自動制御によるサスペンションシステムは、常に道路状況とドライバーの操作に作用し、走行快適性と安定性を高める。 2007 & 2008 - テクニシャンズ・チョイス・アワード。 モンローショックアブソーバは、2007年と2008年にテクニシャンズ・チョイス・アワードで自動車技術者が選ぶベストアフターマーケットショックブランドに選出された。 |
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2011年 | Monroe® OESpectrum®発売 / テネコジャパン(株)へ社名変更 2011 - モンロー・OEスペクトラムを開発した。 モンローは、輸入車用に特別に設計された先進技術の交換用ショックアブソーバを発売した。モンロー・OEスペクトラムショックアブソーバは、あらゆる走行条件で優れたコントロール性能を発揮する最新のインパクトコントロールバルブ(ICV)を用いたツインテクノロジーアクティブコントロールシステムと、衝撃によるノイズ、振動、不快感を緩和する特許技術スピード同調性(LST)ピストン設計を採用している。 2011 - テネコジャパン(株)へ社名変更 2011年、日本法人テネコオートモティブジャパン(株)からテネコジャパン(株)へ社名を変更。 |